050 Roman de la Monie / Gautier (1929) (3)

番組出演:2008年 3月16日(日) 週刊ブックレビュー


他番組出演予定(3/29)については後日詳細案内。

「翻訳性胃炎」をもたらした鹿島先生初めての訳本復刊か?『映画と精神分析』C.メッツ、鹿島茂訳

鹿島先生所有作品からも出品:ロートレック展  

鹿島先生のジョルジュ・バルビエ・コレクションから:香りと恋心 バルビエのイラストレーションと香水瓶 展
 

鹿島先生のコレクションから200点を採録し、六耀社から発売:『ジョルジュ・バルビエ画集 -永遠のエレガンスを求めて-』


ほぼ日刊イトイ新聞担当編集者は知っている

鹿島茂先生の蔵書紹介
050 Roman de la Monie / Gautier (1929) (3)




バルビエが挿絵を担当している。これと同じような趣向の舞台装置をつくっていたことが関係している。
アール・デコ化したエジプトという感じか、それともエジプトがもともとこうしたものを持っていてインスパイアされたのか… 
本書は、今ひとつ状態がよくないが、(そもそも)状態がよいものはなかなかない。豪華版だとあるかもしれないが、それは高いものだ。紙質がよい。(今回のものも番号付ではある)
バルビエにしては、晩年にかかっているので(1932年没)特別良い出来ではない。全盛期は1913、14年から20年代
今回ここに紹介する作品は新しく刊行する『ジョルジュ・バルビエ画集』にも含まれている。バルビエの主だった作品を全部含む本を作るので、見直したけれど、やはり(バルビエという作家は)凄いものだ。