048 Le Roman de la Monic / Gautier (1929) (1)

鹿島先生所有作品からも出品 :
ロートレック展  
講演「ロートレックと都市生活」。2008年2月9日予定。

鹿島先生のジョルジュ・バルビエ・コレクションから :
香りと恋心 バルビエのイラストレーションと香水瓶 展  
講演予定 : 2008年2月16日、14:00- (詳細は後日案内)

『ジョルジュ・バルビエ画集 -永遠のエレガンスを求めて-』
鹿島先生のコレクションから200点を採録し、六耀社から発売。

鹿島茂先生の蔵書紹介
048 Roman de la Monie / Gautier (1929) (1)



バルビエが挿絵を担当している。これと同じような趣向の舞台装置をつくっていたことが関係している。
アール・デコ化したエジプトという感じか、それともエジプトがもともとこうしたものを持っていてインスパイアされたのか… 
本書は、今ひとつ状態がよくないが、(そもそも)状態がよいものはなかなかない。豪華版だとあるかもしれないが、それは高いものだ。紙質がよい。(今回のものも番号付ではある)
バルビエにしては、晩年にかかっているので(1932年没)特別良い出来ではない。全盛期は1913、14年から20年代
今回ここに紹介する作品は新しく刊行する『ジョルジュ・バルビエ画集』にも含まれている。バルビエの主だった作品を全部含む本を作るので、見直したけれど、やはり(バルビエという作家は)凄いものだ。