015 Paris ignoré / Ancienne Maison Quantin, 2

鹿島茂先生の蔵書紹介




015 Paris ignoré / Ancienne Maison Quantin, 2
『パリ・イニョレ(知られざるパリ)』。版画や紙質から1880年代制作と推定される。監修、パリ参議Paul Strauss。パリ風俗 − なかでも非常に貧しい民衆たちの姿 − を伝える。具体的な細部を知るのに必要で求めたが、なかなか見つからなかったし、またとても高かった。この時代の風俗探訪記は少なく、手に入りにくい。紙は、japon (ジャポン、日本)と呼ばれる局紙である。「これにしかでていない」という風俗も掲載されており、たった一枚のイラストが欲しいために買うことがよくあるが、これもそうした一冊。

014 Paris ignore / Ancienne Maison Quantin, 1 le cerf qui rit 笑う鹿/ウェブリブログ
音声資料は[014]と同じ。